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人間性を評価!人としての心を重視!ちょっとおもしろい最近話題の医学部の面接・小論文について調べてみた。

こんにちは。JAPANくんです。

 

今回も医学部入試の話題です。さて、早速みなさんに質問なんですが…

 

『医学部』や「医学部入試」ということばを聞いてどのようなことが思いつきますか??

 

中高一貫の名門私立中学校に入ってみっちり勉強してエリートの中のエリートがいくところ?

 

とか

 

部活もできない。風呂と睡眠の時間以外の時間はすべて勉強!4当5落だ!

 

とか

 

偏差値が高い子が受けるやつ?

 

そういうイメージがあると思います。

 

しかし!実は近年は少々傾向が変わってきているのです。

 

 

 

人気学部なので倍率も高く、最難関学部でもあるので、ある程度の学力も必要です。

japankunno-suugaku.hatenablog.jp

 

しかし!近年面接や小論文を入試に導入している医学部が結構増えてきているのです。

 

東京大学慶応義塾大学など国内でも最難関な大学をはじめ、愛知医科大などでも小論文が入試科目として導入されています。

 

しかも、学術的な小論文・面接ばかりかとおもいきや…

 

例えば、愛知医科大学(2014)の小論文にはこんな問題が出題されています。

 

「あなたはこれまでに3年間真剣なおつきあいをしてきて、来年くらいに結婚の約束をしている彼ないしは彼女がいるとします。ところが2ヶ月前にふとしたことで知り合った別の人が好きになってしまい、今つきあっている人と分かれる決心をしました。600字以内でわかれの手紙を書いてください」

 

え?

 

本当にこれが医学部の入試??

 

と思うかもしれませんが、もちろん実際に入試で出題されたものです。

 

では、なんのためにこのような入試を行うか。

 

それは、

「人の命をあずかる医師として、人の気持ちがわかるか、人の話がきちんと聞けるか」

ということをみるためだと言われています。

 

では、なぜこのようなことになってきているかというときっかけは「オウム心理教事件」といわれています。

 

オウム心理教事件にいわゆる「高学歴」の学生が多数関与していたのですが、そこに東大医学部の学生も関わっていました。

 

そのときに「偏差値だけで判断している」との批判を受け1999年から東大が医学部で面接をはじめました。

 

ただ、面接官によって不公平が出たり、対策が容易だったり導入当時の面接は課題が多数ありすぐ廃止してしまいました。

 

ところが近年、他大学の医学部が面接試験を開始し、「面接に自信がない偏差値が高い子」ばかりが東大医学部を受験するようになり面接が復活しました。

 

近年東大以外の他大学が面接を導入しはじめた経緯もさまざまあると思いますが、原因の一つにAI(人工知能)の発達があると思います。

 

AIのくわしい説明は割愛しますが、

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/120200044/121200001/?ST=health&P=3

ここにもあるように、膨大なデータを元に人間では思いつかないような診察ができるので医師の「診察業務」は今後減っていくことになると思います。

 

そうなると医師に求められるのは、患者さんを安心させてあげるなど心のケアや、さまざまな状況から総合判断して患者やその家族を納得させるような意思決定だったりが必要になってくると思います。

 

そうなると、やっぱり大切なのは人間性ですね。

 

医学部入試の面接・小論文。目が話せませんね。僕が受験生で「わかれの手紙」の問題が出てきたらと思うとぞっとします笑