新指導要領および2020年大学入試改革に向けて今の中3以下の子にオススメな意外なものとは?
こんにちは。JAPANくんです。
今日は、2020年からはじまる大学入試改革のお話を少ししたいと思います。
新聞報道などで「センター試験がなくなる」ということを中心に話題になっているかと思います。
ただ教育業界にいて大学受験に携わる者としては、センター試験がなくなること自体は大きな問題ではないととらえています。
それよりも、もっと大きく変わる部分を簡単にざっくりいうと…
これまでの一点刻みで知識を競っていた入試から「知識を土台に活用力・表現力」を問う入試にかわるのです。
面接や小論文、志望理由書が重視され、AO入試(活動実績や学習意欲を評価する入試)を国公立大でも本格実施していくことが方針として出ています。
さて、例えばどんな風に入試が変わるかというと、石川一郎著『2020年の大学入試問題』によれば
『キングクロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字で書きなさい。(順天堂大2015)』
このような問題が出題されると言われています。
え?これが入試問題?
と思うかもしれませんがこれまでの経験や知識を総動員して、『感じるところ』を絞り出さないといけないわけです。笑
キングクロス駅とは、ちなみにあのハリーポッターがホグワーツ魔法学校に向かって出発したとこでも有名なロンドンの駅です。
そんなん知ってるわけないやん!!
っていう声が聞こえて来そうですが先ほどもお伝えした通り、そんなことを「知識」として知っていることはそこまで重視していません。
例えば、『赤い風船が手前にあって、黒い服を着た人が奥の方にいるなぁ。』
みたいなことは誰でも気づける訳です。
目の検査です。笑
そこから色々感性をとぎすまて想像しまくる訳です。
例えばこんな感じ。(あくまで一例です)
赤い風船…
赤は血の色。
奥の黒い服の人はなんとなく淋しそう。
もう人生の先が短い人かな。
この写真は生と死を暗示しているのかな。
みたいな感じです。
順天堂大学といえば医療系の大学として有名ですので、感性が豊かな学生が欲しいのかもしれませんね。
このような入試が現在は医学部が中心ですが、今後は他学部にも広がっていくと言われています。
2017現在の中3から大学入試改革が一部変更がはじまり、小6から本格実施と言われています。
中3以下の子どもたちは、知識だけでなく感性も磨いていかないといけませんね。
さて、感性を磨くためにはどうしたらよいか。
次回に続きます!